Cat. No. / ID: 911002
QIAcuityデジタルPCRシステムは、突然変異検出、コピー数多型(Copy Number Variation, CNV)、遺伝子発現研究、遺伝子編集分析、その他多くの用途で正確なマルチプレックス定量を実現するように設計されています。ナノプレートを使用する本システムは、サンプル分配、熱サイクル、およびイメージングの標準的なdPCRワークフローを最小限の手作業時間で実行する、シームレスに統合された完全自動化プラットフォームです。
本システムはQIAcuity Nanoplatesおよびアクセサリーと組み合わせて使用します。
QIAcuityについての詳しい情報は、バーチャルデモをご覧ください。
QIAcuityデジタルPCRシステムは、すべてのラボへ絶対定量をお手頃な価格で提供します。サンプル分配、熱サイクル、イメージングの全デジタルPCRワークフローを1つに統合、簡略化して最小限のハンズオン時間で実行する自動化装置です。また、現行のqPCRアッセイをQIAcuityデジタルPCRシステムに適用することも簡単です。qPCRの場合、プレート操作を変える必要はなく、迅速なアッセイセットアップと約2時間での迅速な結果の提供をお約束します。
QIAcuity装置 – 機能と仕様
機能 | QIAcuity One | QIAcuity Four | QIAcuity Eight |
---|---|---|---|
プレート処理数 | 1 | 4 | 8 |
検出チャンネル(マルチプレックス) | 2または5 | 5 | 5 |
サーモサイクラー | 1 | 1 | 2 |
結果までの時間 | 約2時間 |
最初のプレートは約2時間 その後のプレートは1枚あたり1時間以内 |
最初のプレートは2時間以内 その後のプレートは1枚あたり30分以内 |
スループット(1日のサンプル処理数) |
最大384(96ウェル) 最大96(24ウェル) |
最大672(96ウェル) 最大168(24ウェル) |
最大1248(96ウェル) 最大312(24ウェル) |
分注およびロード、実験、結果解析というわずか3つのステップで、約2時間でdPCRの結果が得られます。
ナノプレートでのdPCRの原理はこちらで説明しています。
qPCR実験と同様に、サンプル調製では、マスターミックス、プローブ、およびプライマーを96または24ウェルナノプレートへ加え、その後サンプルを加えます。このシステムは、サンプル分配、熱サイクル、イメージングを1つに統合した完全自動化装置です。2時間未満でサンプルの結果が得られます。Software Suiteは、ターゲットシーケンスのマイクロリットルあたりのコピー数で濃度を測定するだけでなく、陽性サンプルやNTCなどの品質コントロールも解析できます。この解析は、同じローカルエリアネットワーク(LAN)内の離れた場所のコンピューターでも行うことができます。
QIAcuity装置は、QIAcuity NanoplatesおよびQIAcuity PCR Kitと組み合わせて、次のデジタルPCRアプリケーションに利用できます。
QIAcuity Software Suiteは装置に同梱されており、個々のコンピューターにインストールします。コンピューターを装置に直接接続、または既存のローカルエリアネットワーク(LAN)を使用して、1台または複数のQIAcuity装置を制御できます。デジタルPCR実験において、QIAcuity Software Suiteでサンプルや反応液を定義してナノプレートに割り当て、QIAcuity装置に情報を転送できます。ラン終了後は、データ解析とレポート作成が可能です。解析のためデータを外部へエクスポートすることができます。本ソフトウェアには、繰り返し使えるプレートレイアウトや簡単にアクセスできるプレートランパラメーターの設定などのテンプレート機能があり、デジタルPCR実験をさらに拡張させることができます。
ローカルエリアネットワークに統合すれば、そのコンピューターはサーバーとしてQIAcuity Software Suiteの機能をホストし、クライアントとして機能する他のコンピューターにLANを経由してアクセスできるようになります。これにより、複数のユーザーが他の部屋やオフィスからソフトウェアにアクセスしたり、複数のコンピューターにソフトウェアをインストールしなくても標準的なブラウザを介してデータを解析したり、インターネット接続を経由してデータのやり取りができるようになります。
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