Cignal Reporter Assay Kits
シグナル伝達パスウェイ活性を迅速かつ高感度で定量的に測定
シグナル伝達パスウェイ活性を迅速かつ高感度で定量的に測定
Cat. No. / ID: 336841
Cignal Reporter Assay Kitに入っているCignal Reporter Assayは、 ダウンストリームの転写因子活性を測定することにより、シグナル伝達パスウェイの活性を迅速かつ高感度で定量的に測定します。デュアルルシフェラーゼフォーマットとGFPフォーマットの2種類のレポーターシステムが入手可能です。
Cignal Reporter Assayは、レポーター遺伝子(ホタル・ルシフェラーゼまたはGFP)を発現させるために、特定の転写因子の結合部位と基本的なプロモーターエレメントが複数回繰り返されています。これらのレポーターは、パスウェイ活性を評価する機能ゲノミクスや創薬研究において、非常に強力なツールです。候補薬剤、遺伝子ノックダウン、過剰発現、ペプチドによりパスウェイが活性化あるいは阻害される場合は、ルシフェラーゼまたはGFPレポーター活性が変化し、定量的かつ迅速に測定することができます(図“ Cignal Reporter Assay原理”)。Cignal Reporter Assayは、デュアル・ルシフェラーゼレポーターまたはGFPレポーターの2種類のレポーターシステムを利用した即トランスフェクション可能なコンストラクトとして入手可能です(フローチャート" Cignal Reporter Assay操作手順”)。
デュアルルシフェラーゼフォーマットは、卓越した感度、特異性、S/N比を実現するエンドポイントアッセイです。このフォーマットは全Cignal Reporter Assayで入手可能です。各アッセイには、パスウェイに特化した転写因子のレポーター、非誘導性ネガティブコントロール、ルシフェラーゼおよびGFPポジティブコントロールが入っています。
GFPフォーマット は、個々の細胞レベルで生細胞パスウェイの調節をモニタリングする優れた方法です。これには、パスウェイに特化した転写因子レポーターとポジティブおよびネガティブコントロールが入っています。
Cignal Reporter Assayには、即トランスフェクション可能なパスウェイレポーター(デュアル・ルシフェラーゼあるいはGFP)とポジティブおよびネガティブコントロールが入っています。誘導性パスウェイレポーターおよび非誘導性ネガティブコントロールをトランスフェクトし、実験処理を並行して行ないます。
デュアル・ルシフェラーゼ結果は、各トランスフェクタントで計算されます。各シグナルパスウェイの活性変化は、未処理のトランスフェクタントに対して、処理したトランスフェクタントのレポーターの正規化されたルシフェラーゼ活性を比較することによって決定されます。同じように処理したネガティブコントロールのトランスフェクタントは、特異性のコントロールとして機能します。ポジティブコントロールは、ホタルルシフェラーゼとウミシイタケ・ルシフェラーゼの発現をモニタリングすることにより、トランスフェクション効率のコントロールとして機能します。
GFP発現はフローサイトメーター、蛍光顕微鏡、蛍光光度計を用いて定量します。各シグナルパスウェイの活性変化は、未処理のトランスフェクタントに対する処理トランスフェクタントのGFP活性を比較することによって決定されます。同じように処理したネガティブコントロールのトランスフェクタントは、特異性のコントロールとして機能します。ポジティブコントロールは、恒常的に発現しているCMV-GFPレポーターからのGFP発現をモニタリングすることにより、トランスフェクション効率のコントロールとして機能します。
siRNA、タンパク質、低分子化合物によるパスウェイの阻害や活性の生物学的影響を評価するにあたって、Cignal Reporter Assayはゲノム機能、プロテオミクス、創薬において、強力なツールです。