AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNA
マウスあるいはラット細胞におけるsiRNAトランスフェクションの至適化およびコントロール実験用
マウスあるいはラット細胞におけるsiRNAトランスフェクションの至適化およびコントロール実験用
Cat. No. / ID: 1027417
AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNAは、細胞生存に必要不可欠な遺伝子で、普遍的に発現しているマウス/ラット遺伝子を標的とした非常に効果的なsiRNAのミックスです。これらの遺伝子がノックダウンされると、細胞死が誘導され、光学顕微鏡で観察できます。AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNAを用いると、siRNAトランスフェクションの至適化実験が簡単に行なえ、ポジティブコントロールとして常に使用できます。(ヒト細胞に関しては AllStars Hs Cell Death Control siRNA をご覧ください。)
AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNA は、初代細胞を含めテストを実施した全てのマウス/ラット細胞において効果的な細胞死を引き起こしています(表参照)。AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNA はほとんどのマウス/ラット細胞タイプで使用できます。新しい細胞タイプで実験系を組む場合や、初代細胞から細胞株を用いた実験系に移行する場合も、新しいコントロールを探す必要はなく、このポジティブコントロールを使用できます。
マウスおよびラット細胞株の例 | 細胞の種類 |
---|---|
NIH/3T3 | マウス 胎児性線維芽細胞 |
B16 | マウス メラノーマ細胞 |
L6 | ラット筋芽細胞 |
C6 | ラット グリオーマ細胞 |
市販されている他の毒性を有する同じ目的のコントロールsiRNA に比べて、AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNA は誘導される細胞死亡率および検証された細胞タイプ/株の多さでも卓越しています。ポジティブコントロール実験で得た結果は、ネガティブコントロール実験での結果と必ず比較する必要があります。QIAGEN は、ネガティブコントロールsiRNA として、徹底的にテストされたユニークな AllStars Negative Control siRNAの使用を推奨します。
新しい実験系を設定、あるいは新しい細胞株でRNAi 実験を開始する際には、トランスフェクション実験を異なる条件下で繰り返し、最大のトランスフェクション効率を得るための最適条件を決定しなければなりません。マウスあるいはラット細胞ではAllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNA(図 " 迅速で簡便なトランスフェクション解析")を用いてこれらの実験が行なえます。
ハイスループットRNAiスクリーニング実験では、各プレートで最適なトランスフェクション条件であることを確認するため、インターナルなポジティブコントロールを使用することが非常に重要です。表現型で解析できるポジティブコントロールは、即座にトランスフェクション効果を観察できるという利点があります。各プレートでポジティブコントロールとして AllStars Mm/Rn Cell Death Control siRNAを用いれば、各プレートでのトランスフェクション効率を迅速かつ経済的に評価できます。
トランスフェクションの48~96 時間後、光学顕微鏡で細胞を観察するだけでトランスフェクション効率を簡単に計算でき、手間のかかる複雑な実験アッセイを行なう必要はありません。Nonsilencing Control siRNA をトランスフェクトした細胞と比較した際に、AllStars Cell Death Control siRNA をトランスフェクトした細胞が大量に死亡したトランスフェクション条件を最適な条件として、その後の実験に使用されます。